どうも、ろきおです。
みなさん、「ポポー」という果物ご存知でしょうか??
市場にあまり出回らないので知らない方もいらっしゃるかも。
ポポーとは
現在では見かける機会が少なくなってしまいましたが、
1940年代までは日本でもポピュラーな果物だったそうです。
果肉には強い甘みがあり、「森のカスタードクリーム」と呼ばれるほどです。
今回は、そんなポポーの実の食べ方、味、栄養、保存方法などについてご紹介します。
- 学名
- Asimina triloba
- 科・属名
- バンレイシ科・アシミナ属
- 英名
- Pawpaw
Poor man’s banana
- 原産地
- 北アメリカ
草丈/樹高
2メートル以上
開花期
- 4~6月 ※実の収穫は9~10月
- 耐寒性
- 強い
- 耐暑性
- 強い
- 特性・用途
- 落葉性
- 花の色
- 紫
- 別名
- ポーポー
ポポ
ポポーノキ
アケビガキ
どのような果物なの??
ポポーは、北アメリカを原産とする落葉性の果樹です。
寒さに強く、バンレイシ科の中では温帯でも育つ数少ない樹木となっています。
害虫や病気に強く、栽培に手間がかからないことから、一時期ブームとなりました。
しかし、実が熟してから一週間ほどしか日持ちせず皮が黒ずんだりして流通しにくいことと、
いろいろな植物が輸入されてきた時代と重なり、1940年代頃から段々と姿を消していきました。
現在では栽培している農家はごくわずかで、「幻の果実」と呼ばれています。
春になると、紫色の花を咲かせ、秋に実を付けます。
実は、黄色・オレンジ色をしており、アケビのような楕円形をしているのが特徴です。
ポポーの実の食べ方や味は?そして栄養は?
食べ方
ポポーの実から甘い香りが漂いはじめたら食べ頃です。
実は傷みやすいので、早めに食べましょう!
食べ方はナイフで皮と実を切って食べるのがオススメです。
味
熟すと甘みが増し、マンゴーやバナナに似た味でとてもクリーミーな食感から、
「森のカスタードクリーム」という別名で親しまれるようになりました。
ねっとりとした食感があり、南国フルーツ特有の濃厚な香りがします。
栄養
栄養は豊富に含まれています。
がん予防や疲労回復に効果があり、ビタミンCやミネラル類がバランスよく含まれていることから、
美肌にも良いですし、免疫力も高めてくれる効果が期待できます。
ポポーの保存方法について
ポポーは熟すのが早く、食べごろがとても短い果物です。
香りが弱い状態でしたら、新聞紙などにくるんで冷暗所に保存してください。
香りが強く熟したポポーは、ラップや密閉できるジップ付きの袋に入れ冷蔵庫で保管してください。
なるべくはやく食してください。
冷凍する際は、皮や種を取り除き果肉部分だけにして冷凍し、
食べる分だけを取り出しシャーベット状で食べるとこれまた美味しいです。
ヨーグルトに添えてもおいしいですよ。
アレンジして楽しみたいときには、そのクリーミーで柔らかいポポー実の特性を活かして、
スムージーやアイスクリームにしてみるのもいいですよね。
現在では、スムージー、ムース、アイスクリーム、ジェラート、プリンなど加工した
商品が出まわるようになっています。
おわりに
いかがでしたか?
食べたことのない果物にチャレンジするのは、ちょっとわくわくしませんか?
みなさんもこの秋はポポーを食べてみませんか??
幻の果物「ポポー」をぜひ味わってみてくださいね。
またね!