熱中症が疑われる場合にすべきこと

日記・思想

皆さんごきげんよう、ろきおです。

これから段々と熱くなってくる季節ですけれども体調良好ですか?

気温上昇で気を付けなければいけないのが熱中症です。

熱中症は、夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れていない梅雨

明けの時期にも起こります。また屋外だけでなく、高温多湿の室内でも発症します。

症状が深刻なときは命に関わることもあります。

なので熱中症についてと熱中症が疑われる場合にすべきことを今回は記していきたいと思います。

最後までお付き合いください。

まずは熱中症から見ていきましょう!!!

熱中症

熱中症とは?そもそもどういった病気なのでしょう。

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったり

して、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。

重症度によって、次の3つの段階に分けられます。

 

Ⅰ度: 現場での応急処置で対応できる軽症
・・・ 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
大量の発汗

Ⅱ度: 病院への搬送を必要とする中等症
・・・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

Ⅲ度: 入院して集中治療の必要性のある重症
・・・意識障害、けいれん、手足の運動障害
高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

 

例年、5万人以上が熱中症により救急搬送されています。死亡者数は50~100人程度で推移しています。

熱中症全体では男性で頻度が多く若年男性ではスポーツ、中壮年男性では仕事中の発生頻度が高いです。

高齢者では男女とも運動ではなく日常生活の中で起こる熱中症が多い傾向です。

屋内で発症する熱中症の頻度が増えており、一人暮らし、エアコン未使用者では特に注意が必要です。

 

熱中症が起こりやすい場所

屋外

工事現場や畑など。屋外での長時間の作業は、熱中症の危険を高めます。特に炎天下では、直射日光やコンクリートなどからの照り返しの影響も受けやすくなります。
日陰がない道路。日中歩いているだけでも、アスファルトなどからの照り返しが、地面近くの気温を上昇させて、熱中症の危険を高めます。

屋内

風呂場や、気密性の高いビルやマンションの最上階は危険が高くなります。また、高齢者は、自宅の居室で普通に生活していても条件によっては熱中症になります。暑い日中だけでなく、熱帯夜のように気温が高い夜には、寝ているうちに知らず知らずに熱中症になることがあります。

車内

乳幼児や子どもがなりやすいです。炎天下でなくても、閉め切った車内で冷房をきると、車内の温度は一気に上昇し、わずかな時間でも熱中症の危険が高くなります。

学校

運動場や体育館。炎天下の運動場での活動や、体育館など高温多湿になりやすい環境は注意が必要です。また、夏休みに入り、部活動などで急に激しい活動をすることも熱中症の危険を高めます。

熱中症を予防するには

気温が急上昇した日はとくに注意

急に気温が高くなった日に、熱中症は多発します。天気予報で最高気温を確認し、暑くなりそうな日は服

装や水分補給には十分に注意します。

出かけるときは帽子や日傘を

帽子や日傘があると、直射日光を避け、からだが感じる温度を下げることができます。

こまめに水分をとる

のどが渇いていなくても、1時間に一度くらいは水分の補給を。

スポーツ時には塩分補給も

屋外でスポーツや長時間の仕事をする場合は、スポーツドリンクか食塩水を用意し、こまめに飲むように

します。梅干を用意しておくのもいい方法です。

体調が悪いときは無理をしない

風邪をひいているとき、寝不足気味のときなどは、無理をしないこと。

おかしいなと感じたら休む

外出時には、意識的にときどき休憩をとるようにします。また、めまいや気分が悪くなったときは、

早めに涼しい場所に移動し、休むようにします。

暑さに備えた体作り

ウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法の一つです。

日頃から暑さに身体を慣らしておきましょう。

涼しく過ごせるように衣服も見直す

吸湿性、通気性のよい素材の衣類を選んで

少しでも涼しく過ごすためには、汗を吸い、通気性のよい綿素材の衣類が適しています。近年、多く市販

されている吸汗素材、速乾素材のシャツや、軽く涼しいタイプのスーツなどもおすすめです。首回りがし

めつけられると熱がこもってしまうため、なるべくネクタイを外し、襟元をゆるめて風を通しましょう。

それだけでも体感温度は下がると考えられます。

暑いから着ないは逆効果

暑いなら、「何も着ないで過ごすほうが涼しいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、それは逆

効果です。衣類は、汗を吸って蒸発させるのを助けるほか、直射日光の熱や紫外線から肌を守る役割も果

たしています。

熱中症が疑われる場合にすべきこと

呼びかけたとき、応答はある?

応答ありのとき
1 涼しい場所に移動してもらい、衣服をゆるめて身体を冷やします。
2 「氷」「保冷剤」「濡れタオル」などを「首 / わきの下 / 太ももの付け根」にあてると効果的です。
応答なしのとき
1 まず、119番に電話をかけて救急車を要請します。
2 付近に涼しい場所があれば、速やかに移動させましょう。
3 患者の衣服をゆるめて、「氷」「保冷剤」「濡れタオル」などで、「首 / わきの下 / 太ももの付け根」を冷やしましょう。
※「意識がない」または「意識がはっきりしない」状態の場合、無理に水を飲ませようとするのはよくありません。

水分を自分で摂取できる?

摂取できるとき
可能なら「経口補水液」を摂取させます。経口補水液がない場合は、「スポーツドリンク」「食塩水(濃度0.2%程度)※」を飲ませてください。
※1Lの水に1-2gの食塩と砂糖大さじ2-4杯(20-40g)の糖分を加えたものが理想です。
摂取できないとき
早急に医療機関を受診する必要があります。
移動手段がなければ、迷わず救急車を要請します。

症状は十分に改善した?

改善した場合
しばらくの間は、そのまま安静を保ちます。
十分に休息した状態で、帰宅させます。
改善しない場合
医療機関を受診します。
上記の対応をする際、基本的に「判断に迷ったら救急車を呼んで医療機関へ」という選択をしてください。
また、熱中症は短時間のうちに悪化する例も多いので、必ず誰かが付き添って、様子を確認し続けるようにしましょう。
熱中症はⅠ度、Ⅱ度であれば回復する可能性が高いですが、Ⅲ度では生命にかかわります。
「悪化しないうちに対処すること」が何より重要です。
Ⅱ度で医療機関を受診した場合の多くは、点滴治療を行い症状の改善の具合を確認します。
必要に応じて血液検査を行い、肝機能障害、腎機能障害、血液凝固能の異常がみられた場合は入院治療、場合によって集中治療が必要となります。
体の外からだけではなく、体内からの冷却を追加します。
重症例では呼吸、循環管理が必要になります。
Ⅲ度の段階に至ると、医療機関に搬送しても救命できないケースが出てきます。
猛暑の時期では10~15分で急激に悪化する恐れもありますから、判断に迷ったときは救急車を呼びましょう。

まとめ

いかがでしたか?

熱中症は、からだが暑さに慣れていないことで起こりやすくなります。

日頃から運動をしていて適度に汗をかく習慣がある人は、熱中症にかかりにくくなります1日30分程度の

ウォーキングを続けるなど、日頃から暑さに対抗できる体づくりをしておくといいでしょう。

また、寝不足や疲れがたまっているなど体調が悪いときも熱中症になりやすいため、十分な栄養と休養を

とり、健康管理を心がけることも大切です。

最後までありがとうございました。

 

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